更新日: 2025/11/12

おすすめの基板実装メーカー比較表

イメージ引用元:https://shisaku-kiban.com/引用元:https://www.p-ban.com/引用元:https://unicraft-jp.com/
会社名試作基板.com
(マツイ電子株式会社)
株式会社ピーハンドットコム株式会社ユニクラフト
こんな企業におすすめ安さを重視するが品質は落としたくない試作の仕様を量産時にスムーズに引き継ぎたい設計段階からサポートしてほしい
試作の料金例
※表面実装部品1点/挿入部品1点の場合
約8,800円/1台約1万6,500円/1台約1万8,200円/1台
※一部条件が異なります
実績30年以上20年以上10年以上
試作対応
小ロット対応
リワーク対応
手付け実装は不可
記載なし
部品調達
一部無償
一部無償
自社一貫対応
実装は自社工場で安心品質
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら
公式サイト公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら

おすすめの基板実装メーカーを紹介します!

新しく製品開発を考えているメーカーや、既存の製品の改善を検討している企業にとって、基板実装は避けて通れない工程です。高品質な基板実装を実現したい企業や、作業を一貫して任せたい企業は、基板実装メーカーに依頼するのがおすすめです。

しかし、基板実装を依頼する際、基板実装メーカーの数も多く、それぞれ対応している範囲や検査体制のレベルもさまざまなので、

  • ・どこのメーカーに依頼すればいいの?
  • ・どんな実装方法があるの?
  • ・なにを優先すればいいの?

といった疑問や課題が生まれると思います。

そこで当サイトでは、基板実装メーカーの選定に悩む方の疑問や課題解決に役立つ情報をまとめてご紹介しています。

実績や小ロット対応ができるかどうかなど、こだわりで選ぶおすすめの基板実装メーカーや、基板実装を依頼するうえで知っておきたい情報のほか、実際に基板実装を依頼した企業の口コミや評判についてもまとめてご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。最適な基板実装メーカーを見つけ、製品開発を成功させましょう。

おすすめの基板実装メーカー3選

試作基板.com(マツイ電子株式会社)

試作基板.com(マツイ電子株式会社)の画像1 引用元:https://shisaku-kiban.com/

こんな企業におすすめ

  • Point

    安さを重視するが品質は落としたくない

  • Point

    まずは少ロットでの実装を考えている

  • Point

    自社設備では対応が難しい特殊な実装をしたい

低価格×高品質を両立!安心の一貫対応メーカー

試作基板.comは基板の設計〜実装まで、他社を挟まず全て自社で一貫対応しています。イニシャルレス基板試作では業界相場の30%以上コストを抑えることに成功し、厳しい検査体制で高品質な製品づくりを徹底するなど、コストパフォーマンスの高さも強みです。「安かろう悪かろう」ではなく、コストと品質のバランスを重視する企業におすすめです。

試作基板.com(マツイ電子株式会社)の基本情報

試作の料金例
※表面実装部品1点/挿入部品1点の場合
約8,800円/1台
実績30年以上
試作対応
小ロット対応
リワーク対応
部品調達
一部無償
自社一貫対応
実装は自社工場で安心品質
実装工程・手付け実装
・リフロー実装
・マウンタ実装
・鉛フリー実装
会社情報マツイ電子株式会社
静岡県磐田市岩井1907-502

株式会社ピーハンドットコム

株式会社ピーハンドットコムの画像1 引用元:https://www.p-ban.com/

こんな企業におすすめ

  • Point

    試作の仕様を量産時にスムーズに引き継ぎたい

  • Point

    予算感をすぐに把握したい

  • Point

    初めての基板依頼で不安がある

簡単見積もりと充実サポートで初めての発注も安心

P板.comは独自の「1-Click見積システム」を活用し、条件を選ぶだけでスピーディーに価格が分かるのが大きなメリットです。試作から量産まで一貫して対応できるサポート体制を整えており、ゆくゆくは量産を目指している企業におすすめです。

株式会社ピーハンドットコムの基本情報

試作の料金例
※表面実装部品1点/挿入部品1点の場合
約1万6,500円/1台
実績20年以上
試作対応
小ロット対応
リワーク対応
手付け実装は不可
部品調達
一部無償
自社一貫対応
実装工程・手付け実装
・リフロー実装
・鉛フリー実装
会社情報株式会社ピーバンドットコム
東京都千代田区五番町14 五番町光ビル4F

株式会社ユニクラフト

株式会社ユニクラフトの画像1 引用元:https://unicraft-jp.com/

こんな企業におすすめ

  • Point

    設計段階からサポートしてほしい

  • Point

    複雑な仕様の基板をスムーズに立ち上げたい

  • Point

    自社の予算感に合わせてくれるメーカーを探している

無料CADツールや豊富な実装方法で基板製作をトータルサポート

株式会社ユニクラフトは、相見積もりサービスや無料CADツールなど、設計から実装まで多方面でのサポートを受けることができるため、スムーズな基板製作を重視する企業におすすめです。また、機械実装/手実装どちらも対応しており、予算や枚数に応じて最適な実装方法を選べることもうれしいポイントです。

株式会社ユニクラフトの基本情報

試作の料金例
※表面実装部品1点/挿入部品1点の場合
約1万8,200円/1台
※一部条件が異なります
実績10年以上
試作対応
小ロット対応
リワーク対応記載なし
部品調達
自社一貫対応
実装工程・手付け実装
・リフロー実装
・マウンタ実装
・鉛フリー実装
会社情報株式会社ユニクラフト
滋賀県近江八幡市桜宮町206-20 ヤマセビル2F

【その他】基板実装メーカー一覧

  • 大日電子株式会社
  • 株式会社アローテックス
  • 株式会社プラックス
  • 株式会社エイム
  • 株式会社キョウデン
  • 大日工業株式会社
  • フェイス株式会社
  • プリント基板センターPB

おすすめの基板実装メーカー比較表

イメージ引用元:https://shisaku-kiban.com/引用元:https://www.p-ban.com/引用元:https://unicraft-jp.com/
会社名試作基板.com
(マツイ電子株式会社)
株式会社ピーハンドットコム株式会社ユニクラフト
こんな企業におすすめ安さを重視するが品質は落としたくない試作の仕様を量産時にスムーズに引き継ぎたい設計段階からサポートしてほしい
試作の料金例
※表面実装部品1点/挿入部品1点の場合
約8,800円/1台約1万6,500円/1台約1万8,200円/1台
※一部条件が異なります
実績30年以上20年以上10年以上
試作対応
小ロット対応
リワーク対応
手付け実装は不可
記載なし
部品調達
一部無償
一部無償
自社一貫対応
実装は自社工場で安心品質
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら
公式サイト公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら

基板実装メーカーについて

「基板実装を外注するならどのような点を重視しますか?」Webアンケートで調査!

基板実装を依頼できるメーカーや業者は数多く存在しますが、「何を基準に頼めば安心なのか」という点は、多くの方が気になるポイントではないでしょうか。そこで当サイトでは、基板実装を外注する際に重視する点についてWEBアンケートを実施しました。これから基板実装の依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「基板実装を外注するならどのような点を重視しますか?」のアンケート画像

第1位は「コストパフォーマンスが高い」でした。やはり費用対効果は依頼先を決めるうえで大きな判断基準となっているようです。近年は試作や小ロットといった少量生産のニーズも増えており、初期費用を抑えて依頼できる体制を整えている会社が支持される傾向にあります。

第2位は「高い品質で納品してくれる」でした。基板は製品の中枢となるため、品質面の信頼性はとても重要です。実際に全数検査や目視検査といった徹底した管理体制を敷いている会社もあり、そうした取り組みが安心感につながっていることがうかがえます。

第3位は「必要な個数だけ依頼できる」でした。大量生産が前提の工場では難しいケースもあるため、試作や小ロットといった柔軟な対応力は外注先を選ぶうえで大きなポイントといえそうです。

続いて第4位は「基板実装の実績が多い」、第5位は「自社工場で一貫対応してくれる」でした。経験豊富な会社はもちろん、外注を介さず自社で工程を完結できる体制を持つ会社は、品質や納期の安定につながると考えられます。

アンケートの結果をまとめると、「コスト・品質・柔軟性・実績・一貫対応」が基板実装の依頼先を選ぶうえで重視されるポイントであることが分かりました。これらのポイントを踏まえて、ここからは基板実装メーカーの選び方について紹介します。

基板実装メーカーの選び方

「基板実装メーカーの選び方」の見出し画像

電子機器の性能や信頼性を左右する基板実装は、どのメーカーに依頼するかが重要です。しかし、メーカーごとに技術力や対応範囲、コスト面はさまざまであり、自社の課題に合った業者を見極めるために、いくつかチェックしたいポイントがあります。ここでは、基板実装メーカーを選定する際に重視すべき点を紹介します。

設計~実装までトータルで一貫対応してくれる

プリント基板の設計から部品調達、実装、検査、さらには完成品の組み立てまで一貫して対応してくれるメーカーを選ぶことで、業務効率が向上します。また、部品調達から納品までの工程を一括で任せられるため、発注側の手間が大幅に削減でき、納期管理やコストの最適化にもつながるでしょう。

とくに、部品調達にはリードタイムや供給不足といったリスクがつきものですが、調達ネットワークを活用し、メーカー側で管理してくれることで安定した生産体制の構築が期待できます。

コストパフォーマンスが高い

基板実装を依頼する際には、費用対効果の高さも重要なポイントです。見積もりの内容が明確で、内訳がはっきりと提示されているメーカーであれば、安心して依頼できるでしょう。また、コスト削減を考慮した提案をしてくれるメーカーは、信頼性が高いと言えます。

コストパフォーマンスの高いメーカーを選ぶためには、イニシャル費用をかけずに基板試作ができるサービスや、部品の一部を無償で提供してくれるサービスを提供しているかをチェックしましょう。これらのサービスを利用することで、費用を抑えつつ質の高い製品開発を進められる場合があります。

基板実装の実績が豊富

過去の実績が豊富であることは、基板実装メーカーを選ぶ上での大きな判断基準のひとつといえます。実績が多いメーカーは、さまざまな業界や製品に対応した経験を積んでおり、多様な要望や仕様に柔軟に応えられる技術力が備わっているからです。とくに、精密機器や医療機器、車載機器など、高い信頼性や品質が求められる分野での実績は重視したいポイントです。

また、試作から量産まで幅広く対応しているメーカーであれば、開発段階から量産体制まで一貫したサポートが期待できるでしょう。さらに、品質マネジメントシステムに関する認証取得状況なども確認することで、品質保証体制の有無を判断でき、安心して依頼できます。

試作・小ロットにも柔軟に対応できる

開発段階の試作や、多品種を少量ずつ生産したいといった要望にも柔軟に対応してくれるメーカーは、開発を進める上で心強いパートナーとなります。小ロット生産に対応しているメーカーのなかには、数量や納期に応じた柔軟な価格提案をしてくれるところもあります。

メーカーによって対応している範囲や内容、また柔軟性はそれぞれ異なるため、自社に適した対応をしてくれるメーカーを見つけることが大切です。まずは気になるメーカーに相談し、要望を実現できる体制が整っているかをチェックしてみてください。

ポイント

設計から実装まで一貫対応している基板実装メーカーがおすすめ

豊富な実績があり、幅広い要望に対して柔軟に対応してくれるかどうかをチェックしよう

基板実装とは?【SMT・DIPの違い】

「基板実装とは?【SMT・DIPの違い】」の見出し画像

基板実装とは、電子機器に欠かせないプリント基板に電子部品を取り付けて、回路として機能させるための作業です。普段多くの方が使っているさまざまな電子機器の製造において、非常に重要な工程といえます。そんな基板実装の方法にはいくつかの種類があり、製品の仕様や目的に応じて適切な方法を選定する必要があります。

基板実装は「基板の上に電子部品を取り付ける作業」のこと

基板実装は、プリント基板に抵抗やコンデンサ、ICチップなどの電子部品を配置・接続する作業です。これらの部品を設計図通りに配置することで、目的の動作を実現する電子回路が完成します。

実装方法にはさまざまなやり方があり、部品を基板に直接はんだ付けする方法や、基板に開けた穴に部品のピンを差し込んではんだ付けする方法などがあり、部品の特性や配置によって最適な方法が選ばれます。また、手作業で行う場合もあれば、専用の機械を使用する場合もあり、実装の難易度によって使い分けられています。

基板実装の工程

基板実装は、いくつかの工程を経て完了します。一般的な実装方法には、SMT工程とDIP工程の2つがあり、それぞれ異なる手法で基板に部品が取り付けられます。近年では、DIP工程よりもSMT工程が主流になりつつあるとされていますが、ここではそれぞれの工程を見ていきましょう。

SMT工程

SMTは「Surface Mount Technology(表面実装技術)」の略で、部品を基板の表面にはんだ付けする方法です。まず、部品を実装する部分にメタルマスクという型を被せ、クリーム状のはんだを塗布します。

次に、チップマウンターという専用の機械を使って、はんだが塗られた部分に部品を正確に配置していきます。その後、部品が載った基板をリフロー炉と呼ばれる加熱装置に通し、はんだを溶かして部品をしっかりと固定します。最後に、自動光学検査装置で部品のずれやはんだ不良がないかを確認したら完了です。

DIP工程

DIPは「Dual Inline Package」の略で、プリント基板に開けられた穴へ部品を差し込み、裏側からはんだ付けを行う方法です。はんだ付けには、基板の裏面を溶けたはんだに浸す「フロー実装」や、繊細な作業が求められる場合にロボットが一点ずつはんだ付けをする「ポイントはんだ付け」など、いくつかの手法があります。また、機械では対応が難しい箇所は、熟練の職人が手作業で行うこともあります。

ポイント

基板実装の方法にはSMTとDIPの2種類がある

昨今ではSMI工程の方が主流となりつつある

基板実装メーカーに依頼するメリット

「基板実装メーカーに依頼するメリット」の見出し画像

基板実装は技術や人手があれば自社で対応することも可能ですが、専門メーカーに任せることで、自社での作業では実現が難しい品質や生産体制を確保できるケースも少なくありません。ここでは、メーカーに依頼することで得られるメリットを具体的に解説します。

一定した品質で不良品を減らすことができる

基板実装メーカーに依頼するメリットのひとつめは、一定した品質で製造ばらつきを最小限に抑えられる点です。基板実装における製造ばらつきとは、部品の取り付け位置やはんだ付けの状態が製品ごとに微妙に異なる現象です。

このようなばらつきが発生すると、接触不良やはんだ割れなどの原因となり、不良品につながるリスクが高まります。専門メーカーは最新のマウンターによる高精度な部品搭載や厳格な工程管理、作業員の技術向上を重ねることで、製造誤差を抑えられます。これにより、安定した品質の製品を継続的に生産することが可能となります。

精度の高いはんだ付けで基板の耐性を高められる

はんだ付けは、基板と部品を接合する上で非常に重要な工程です。とくに耐衝撃性や耐振動性が求められる製品では、はんだ付けの強度が製品の信頼性を大きく左右します。

もしはんだ付けの質が低い場合、外部からの衝撃や振動で接合部が破損し、部品が外れてしまうおそれがあります。これを防ぐためには、適切なはんだ量、温度管理、冷却管理を徹底することが求められますが、このような高い精度のはんだ付けを行えるのも、専門メーカーならではのメリットです。

安定した管理で部品の寿命を長くすることができる

電子部品は、過剰な熱にさらされると劣化が進み、寿命が短くなるおそれがあります。そのため、取り扱う場合は安定した管理体制を整えなければなりません。基板実装においては、基板上で発生する熱を効率的に分散・放熱し、部品が適切な温度で稼働できるよう整える「熱管理」が不可欠です。

また、基板設計の段階で熱だまりを防ぐ工夫をしたり、実装段階でリフロー温度を最適化したりすることで、基板や部品への熱ダメージを軽減できます。このように熱管理を徹底して基板を取り扱えるのも、基板実装メーカーの管理体制や環境があってこそといえるでしょう。

ポイント

基板実装メーカーに依頼することで製品ばらつきを抑え、不良品のリスクを減少できる

徹底した管理体制や高い技術があるからこそ、製品寿命を伸ばすこともできる

基板実装メーカーに依頼する前に注意すべきポイント

「基板実装メーカーに依頼する前に注意すべきポイント」の見出し画像

基板実装を外部に委託する際、メーカー選びにはいくつかの注意点があります。メーカーごとに得意分野や対応範囲が異なるため、自社の要望に合っているかを事前に確認することが大切です。ここでは、依頼を検討する際に確認すべきポイントをいくつか紹介します。

「一貫対応」の範囲を明確にする

メーカーが「ワンストップ対応」や「一貫対応」を謳っていても、その範囲は業者によってさまざまです。たとえば、一貫対応としている場合でも、設計や部品調達、実装、検査といった工程の一部を外部に委託している業者も存在します。

このような場合、万が一問題が起きた際に責任の所在がわからなかったり、品質管理が下請け業者ごとにバラバラになってしまったりする可能性があります。このようなリスクを避けるためにも、すべての工程を自社工場で一貫して行い、品質面でも安心して依頼できるメーカーを選びましょう。このようなメーカーであれば、各工程での連携がスムーズになるため、納期短縮やトラブル発生時の迅速な対応にもつながります。

部品の追加費用がかかる可能性がある

基板実装を依頼する際に部品調達も任せられるメーカーは多いですが、その費用が有償になる場合があります。有償での調達の場合、部品の価格変動や供給不足といったリスクが、そのまま依頼側のコスト増や納期遅延につながる恐れがあります。

そのような費用面での不安を感じないようにするために、独自の調達ネットワークを持ち、部品を無償で提供しているメーカーに依頼するのがおすすめです。

検査体制のレベルに差がある

基板実装の精度は、製品の品質や信頼性を大きく左右します。メーカーの品質保証体制は、ISO9001などの認証取得状況や検査体制によって判断する必要があるでしょう。なかでも検査を任せているメーカーの場合、品質面が不透明になるリスクがあるため、注意が必要です。

リワーク・修理対応の可否を確認する

製品に不具合が発生した場合の対応の可否についても、事前にチェックしておきましょう。対応はメーカーによって異なり、リワークや修理の対応を別途有償にしたり、対応不可とする会社もあります。万が一の際にしっかりと対応してくれたり、発注側の負担を減らしたりしてくれるメーカーなら安心です。

ポイント

一貫対応の範囲を明確にし、部品調達や検査まですべて自社で行っているかどうかを確認しよう

不具合発生時のリワークや修理対応の有無、費用についても事前に確認しておくことが大切

基板の開発にかかる費用

「基板の開発にかかる費用」の見出し画像

基板開発にかかる費用は複数の要素で構成されているため、見積もりの内容を正確に把握するためには、各項目が何を指しているのかを理解することが大切です。ここでは、基板開発の費用のおもな内訳について解説します。

設計費

基板開発の費用には、プリント基板の回路パターンを設計する費用が含まれる場合があります。ただし、この設計費は、回路の規模や複雑さによって金額が変動するため、事前に詳細な見積もりを確認しておくことが重要です。

イニシャル費(初期費用)

イニシャル費とは、プリント基板を新しく作成する場合に発生する初期費用のことを指します。おもな内訳として、フィルムやシルク版の作成費用、データの編集費、管理費などが挙げられます。これらの項目や表現は、メーカーによってさまざまであるため注意が必要です。ただし、同じデザインで再度発注する場合、パターンやシルクに変更がなければ、この費用はかからないのが一般的です。

生基板代

実際に製造するプリント基板の費用になります。基板製造仕様によって、価格が異なります。また、メーカーによってさまざまであるため注意が必要です。同じデザイン発注する上で毎回かかる費用となります。

実装費

実装費は、基板に電子部品を取り付ける作業にかかる費用です。部品の取り付け作業やはんだ付け、検査など、人件費や設備の稼働にかかるコストが含まれます。実装する部品の数や種類、実装方法の複雑さによって金額が変わることがあります。取り付け方法、数量、使用する材料や送料などのさまざまな要素が含まれており、不明瞭な見積もりのままでは後から追加費用が発生してしまう可能性もあるので注意が必要です。

部品代

部品代は、基板に取り付ける電子部品の費用です。自社で調達する場合と専門の商社や部品実装業者へ実装と合わせて調達を依頼する場合が想定されます。実装する部品の数や種類、部品の購入形態(リールやカットリールなど)によって金額が変わることがありますので、注意が必要です。

メタルマスクなど必要な材料・設備費

実装費には、基板実装に必要な材料や設備の費用が含まれることがあります。たとえば、SMT工程ではんだペーストを塗布する際に使用する「メタルマスク」や、実装に必要な材料や設備がこれにあたります。これらは一式価格として提示されることが多いため、事前に確認が必要です。

ポイント

基盤開発の費用には、設計費、イニシャル費、実装費などが含まれる

各費用を明確にするためにも、事前の見積もりをしっかりと確認することが大切

よくある質問

  • Q 基板実装とは何ですか?
    A 基板実装とは、基板上に電子回路を構築する作業のことを指すようです。
  • Q 基板実装の費用はどのくらいですか?
    A 基板の種類やサイズ、枚数、部品点数、製造方法などによって異なりますが、部品実装のみの試作で数万円~数十万円程度が目安のようです。
  • Q 生基板とは何ですか?
    A 生基板とは、電子部品がまだ実装されていない状態の、回路パターンが描かれていないプリント基板のことのようです。
  • Q 納期はどれくらいかかりますか?
    A 基板実装の日数は、通常納期は数日から1ヶ月程度かかるようです。
  • Q 注文は小ロットから対応可能ですか?
    A 1枚から対応可能な基板実装メーカーも多いようです。
  • Q SMTとSMDの違いは何ですか?
    A SMT(表面実装技術)が基板に部品を取り付ける「技術」であるのに対し、SMD(表面実装部品)がその技術で実装される「部品」そのもののことを指すようです。

製品品質を高める基板実装メーカーを見つけよう

電子製品を製造するうえで欠かせない基板実装は、高い技術や豊富な実績を持つ基板実装メーカーに依頼するのがおすすめです。メーカーは数多くありますが、部品調達から検品まで一貫対応しており、品質管理を徹底しているメーカーに依頼すれば安心です。まずは気になるメーカーに問い合わせ、自社の希望する内容に柔軟に対応してくれたり、さらによい提案をしてくれるようなメーカーを見つけましょう。

【PR】「職人品質」とコスト最適化を両立するなら試作基板.com

試作基板.comのpr紹介文のメイン画像

電子機器の市場拡大に伴い、基板実装に関するニーズも多様化しています。

一度不具合が生じると修理するというよりも「新しいものに切り替える」という考え方が主流になっており、仕様書が残っていないような古い製品の修理や再現が難しく、耐久性の高い旧来の仕組みの製品が求められる場面も増えているのです。

さらに、製品づくりについての知識がない企業が、アイデア段階でメーカーに相談するケースも多く、具体的な仕様が決まっていない状態からものづくりをスタートさせる必要性も高まっています。

このようなニーズを最適なコストで叶えるのが「試作基板.com」です。

試作基板.comの強みを見てみる
PR「職人品質」とコスト最適化を両立するなら試作基板.com